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CROSS TALK
母校の先輩×後輩
同校出身の二人が
見ている景色
女性技術者としての心境も
垣間見えるクロストークです。

道路技術部 道路技術第三課 課長
戸田 一郎
TODA ICHIRO
1996年入社
呉工業高等専門学校・土木工学科卒。学生時代はラグビー部に所属していた元ラガーマン。自分が設計したものが地図に残ることに土木の仕事の醍醐味を感じている。現在は、橋梁の専門とも言える部署で、高速道路の調査・補修設計だけでなく、一般道などの橋梁の新規改築設計なども手がける。

道路技術部 道路技術第三課
上岡 雅子
UEOKA MASAKO
2016年入社
呉工業高等専門学校・環境都市工学科卒。エンジ中国に入社した理由は、高速道路の安全を守るという公共性の高い事業を手がけていて、社会への貢献度が高そうだと感じたから。プライベートではアニソンのイベントに誘われたのをきっかけに、コスプレにハマっているとか。
EPISODE_01
母校のつながりという安心感

戸田
僕らの時代は、同じ学校の先輩ってひとりしかいなくて。5年ぐらい下の代からは毎年、呉高専から入社する人が増えてきた印象だね。

上岡
私がインターンシップに参加したときは2個上の先輩がいて、実は当時、公務員志望だったんですけど、その先輩から「公務員もいいけど、民間という選択肢もあって、ここは福利厚生も有給もしっかりしていて、雰囲気もいいよ」とすごくアピールされました(笑)。

戸田
今は呉高専卒のメンバーが自社だけでなくて、NEXCOやグループ会社の技術者にもいるからね。高専出身のメンバーで年何回か集まって情報交換したり、横のつながりが結構あるかもしれない。

上岡
入社してすぐの頃も先輩から「呉高専でしょ?」と話しかけてくれたりして、ありがたかったですね。1年目のBB(ビッグブラザー)制度のメンターも戸田さんが担当してくれて相談しやすかったです。おかげで社会人1年目をスムーズにスタートできました。

戸田
もともと上岡はコミュ力が高いというか。ハキハキしていて、いるだけでも職場の雰囲気が明るくなるので、こちらも助かっています。

EPISODE_02
技術者としての視野を
広げること

戸田
上岡も入社してから、色々な部署を経験しているよね?

上岡
そうですね。まず最初は今の部署に配属になって、そこからコンクリートの試験などを行う試験課に異動して、そのあとはNEXCOの三次高速道路事務所に出向したんですけど、やっぱり専門的知識を伸ばしたいと思って、今の部署に戻ってきました。

戸田
その色々と経験できるのが、うちの強みでもあるから。土木でも設計・点検・施工管理とあって、上岡は探究心のある性格だから経験できるものはどんどんやった方がいいと思うよ。
若いうちに色々やっておくと、僕くらいの年齢になったとき土木技術者としての幅が広がるし。あとは資格も取得した方がいい。

上岡
資格ですよね。ちょっと上のレベルの資格だと、「今の私が受けて大丈夫かな?」とか、なんか早いんじゃないかなと思ったりするんですけど・・・

戸田
僕もまだ資格にチャレンジしているからまだまだこれからだよ。

上岡
わかりました。挑戦してみます。

戸田
まだまだ勉強はしていかないといけないよね。土木は経験工学。経験がものをいう世界だし、その経験をするためには資格が必要だから、どんどん挑戦して欲しいです。

EPISODE_03
女性技術者として生きる道

戸田
ちなみに女性技術者として、働きづらさみたいなことは感じたりする?

上岡
まだ現場をメインに仕事をした経験がないのもありますけど、あまり気にならないですね。女性へのケアも色々ありますし。

戸田
女性技術者の集まりもあるよね。

上岡
エンジ系女性技術者会議ですね。NEXCOグループの女性技術者が集まって懇親会をしたり、グループ全体で多様な働き方を実現できるように議論をしたりしています。

戸田
その会の講師が、僕の高専時代の同級生だったんだよね。女性の働き方に対してうまく制度を利用したり、子育てと技能職の両立できるような制度作りをしたときの体験談だったね。

上岡
そうでしたね!私はまだ結婚とか出産を経験していないですけど、会社の先輩や他のグループ会社の方も結婚して活躍する女性技術者も沢山いて。そういった先輩の話を聞いて、この先どうやっていけばいいのか道すじが見えた感じです。

戸田
仕事面で言えば、高専を出てから入社すると、他の大卒の人よりは早く社会に出られて、しかも色々な分野の仕事があるから、社会に出てからでも自分にあった仕事を見つけられるよね。

上岡
確かに我が社に入ってから見つけるのも、ひとつの道なので安心して入社して頂きたいですね。
