少しの違和感も見逃さない

トンネル・橋梁・のり面などの道路構造物を常に安全な状態で機能を保持するために、構造物の劣化や損傷状況を点検し、健全度判定を行っています。その判定をもとに、必要に応じて調査設計のチームが詳細状況の確認をしていきます。現場の視点から、補修時期や補修方法の報告・提案なども行い、保全管理で補修に向けた修繕計画の策定を手がけていきます。

技術とノウハウで、確かな安心を

高速道路を構成している橋梁やトンネルなどのコンクリート構造物や切工・盛土などの土工構造物の劣化度を調査し、対策検討や設計を行います。高速道路以外でも道路や構造物の新規設計を手がけることもあります。土砂災害などからの安全確保のためののり面動態観測を行ったり、道路管理のためのシステム構築やデータ整備など、道路に関するさまざまな調査・設計を行っています。

この道を次世代につなぐために

補修・補強設計をもとに、まずは道路構造物の維持管理に必要な工事の積算（見積り）を行います。工事発注後には、発注者の立場として工事の監理・監督を行い、作業の進捗状況をマネジメントする工程管理、規定に沿った品質が確保されているかマネジメントする品質管理、安全な作業をマネジメントする安全管理など、現場のリーダーとしてチームをまとめ、各所に指示を出していきます。

安全を守り快適を支える

照明設備をはじめ、情報板設備やトンネル内の車両火災に対処する非常用設備、各設備に電力を供給する受配電設備などの点検を行っています。機能点検では、設備が正常に動作し、十分な性能を発揮できているかを測定器などによって確認します。構造点検では、設備の落下や倒壊による第三者被害などを防止するために、設備の構造面での健全性を評価します。

より快適な道路を目指して

管理・点検業務の結果に基づいて設備の更新設計や、LED照明など新しい技術を採用し、機器の更新設計などを行っています。単に新たな設備に入れ替えるのではなく、点検や施工のしやすさなども視野に入れて設計します。各設備工事の完成図保存システムの管理や電気通信・給排水等の埋設物図面の修正及び更新など維持管理に必要な基礎データの管理も行っています。

いち早く「日常」を取り戻す

設備の性能を維持し、劣化の進行を抑えるために、道路照明やトンネル照明などの汚れ・塩分などを清掃する維持清掃作業をはじめ、年数が経過したことによって正常に作動しなくなった速度規制標識やトンネル内の誘導標識などの取替え工事を行っています。また、交通事故や災害で設備が損傷した際には、迅速に復旧作業を行います。

適切な計画でサイクルを廻す

高速道路の機械及び電気設備等を常に正常な状態に維持・修繕するための中心的な役割を果たす業務を行なっています。保守点検や施設工事で行なった日々の点検記録や工事記録等の各種データを統計解析し、点検・補修計画などの立案を行います。また、設備を交換する施設工事においては、工事発注に関わる各種資料を行い、発注後には設備更新工事等の品質を確保するために工程管理や現場の品質管理を行なっています。

自社の技術を、さらに広い世界へ

NEXCO・国・地方公共団体などの道路事業の建設コンサルタント業務全般（調査・点検・設計など）において、入札や技術提案により業務の受注、契約に向けた営業活動を行っています。また全国各地で開催される道路関連技術や道路関連製品の展示会では、年間１０件程度出展しています。他にも、知的財産権（特許・意匠・商標・実用新案など）について、権利申請や登録に向けた業務を行っています。

会社の「今」と「未来」を見据える

会社運営と社員活動が円滑に行われるために幅広いサポートをする総務業務や、日々の出納業務をはじめ、月次・年次決算、資金の調達運用、債権債務の管理といった財務・経理業務、経営や事業計画、人事・採用・教育研修などに関わる企画業務など、会社全体に関わる業務を行っています。他にも海外事業関係やNEXCO西日本との協議・調整など、さまざまな業務があります。